移動販売ではレジ業務をいかにスムーズに進められるかが課題なのですが、最近このレジ業務が少しらくになってきていることをお伝えします。
QRコード決済でレジが楽に
ワンオペの移動販売車内では、お客さんが並んだときにレジ業務をいかにスムーズにできるかがとても重要で、以前からの課題でもありました。
食品の移動販売では、現金のやり取りをしたら、その都度、手をアルコールで消毒し、また次のオーダー品を作るという流れが一般的です。
つまり、お金をやり取りする度に、手を消毒し、それを拭き取る時間が必要だったのですが、最近は急速に進んだQRコード決済を導入したお陰で、現金のやり取りが減って、その分レジにかかる時間が短縮でき、商品を提供する時間に当てられるようになりました。
導入はかんたん
QRコード決済の導入方法はとてもかんたんです。
扱いたいQRコードのWEBサイトや代理店などに連絡して、申込書に必要事項を記入し、身分証明などの確認書類を添付して送れば、審査が行われます。
審査といっても、実際営業しているかどうかの確認のようなので、ハードルは高くはありません。
承認されれば2週間程度で、書類が送られてきます。
その中にあるQRコードを店の前に提示しておくだけで、準備完了となります。
QRコードを読み取ってもらう
店舗の場合は、レジでお客さんがQRコードを見せて、店側がスキャナーで読み取ることが多いようですね。
移動販売の場合は、設置しているQRコードをお客さんに読み取ってもらい、金額もお客さんが入力し、支払いボタンを押してもらいます。
こちらはお客さんに金額を告げ、支払われた結果の画面を確認するだけでよいので、手間をかけずにエアレジで決済が完了する状態です。
決済金の支払いは月1回
こうして支払われた代金は、QRコード各社との契約にもよりますが、月末締め翌月○日支払いという形式で口座に振り込まれます。
本来の現金持ち帰りの流れからすると、手元の現金は確かに減ったのですが、とくに問題はありませんし、むしろ使い込みをすることがなくなるので、良い点でもあります。
複数のQRコードを扱うメリット
QRコードも最初は1種類だけだったのですが、最近は3つに増やしたので、増えた分だけお客さんのニーズに対応できるようになっています。
また、以前は購入を見合わせていた方も、今は財布は持たないけどスマホならあるからといった理由で、スマホで読み取るだけで支払いができるQRコード決済を利用して、手軽に購入されるようになってきました。
まとめ
一人で全部を賄う移動販売では、このQRコードの導入でレジに手をかけずに済むようになったことで今までより楽になっています。
いまはまだ各社ともに決済手数料が無料なので、ある意味お試し期間といえますが、いずれ数%の手数料がかかるようになります。
今はまだ「へえ~、こんなところで○○payが使えるんだね」という驚きの声が聞こえるくらいの時期ですが、消費者および販売者の利便性を考えると、その手数料を払っても、導入メリットのほうが大きいのかなあと思います。
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